附属中学校の教育

Schooling of Honjo Higashi Junior High School

附属中学校の教育

自分のまわりのあらゆる人や物に対して、素直な気持ちで向き合ってみる。「素直な心」は、「学ぶ心」も育てます。学ぶことを通じて得られる「わかった」「できた」という成功体験は、自己肯定感を高め、ウェルビーイングの実現をもたらします。
6年間の一貫教育を通してこれを体現していく生徒たちは、豊かな人間性と確かな知性を身につけて、それぞれの未来へとはばたきます。

附属中学校の教育

国際理解教育

これからの国際社会を生きる第一歩は、日本人としての確固たる主体をつくることです。自国の文化や伝統をしっかりと培ったうえで、世界中の人々とのコミュニケーションに必要な英語を学習していくことが、小林学園の目指す真の国際理解です。

日本の文化・伝統に触れる体験

茶道を体験する生徒たち
箏を弾く生徒
相撲を観戦する生徒たち

ますます拡大するグローバル社会。多様化する価値観と接していく上で重要となる国際理解の基本は、「自国を知る」ことです。自国の「文化」や「歴史」を学び、見聞を深めることで、国際社会における個々の役割やアイデンティティーを確立することができます。
本校ではわが国の文化や歴史を直接体験できる校内・校外の研修を数多く実施し、日本文化への興味や見識を深めています。

主な取り組み

【校内】
  • 茶道体験
  • 百人一首大会
  • 和楽器体験(箏)
【校外】
  • 京都・奈良校外研修(2年次)
  • 古典芸能鑑賞(2年次)
  • 大相撲観戦(2年次)

京都・奈良校外研修[2年次]

茶道を体験する生徒たち
箏を弾く生徒
相撲を観戦する生徒たち
日本の文化と伝統が息づく古都を訪ねて

二千年にわたり受け継がれてきた日本の文化・歴史を体験します。京都自主見学中の訪問先は生徒たち自身が決定し、グループごとに文化や歴史を調査します。

英語圏の文化・伝統に触れる体験

英語での介助を体験する生徒たち
図書館でALTの先生とともに学習する生徒たち
インターナショナルスクールでグループワークをする生徒たち

英語力の修得はもちろん、校内・校外の研修によって英語圏の文化や歴史を学びます。また、ネイティブによるLLの授業では、プレゼンやディスカッションのほかに、英語劇にも取り組んでいます。多教科の要素を合わせ持つSTEAM型の授業として、スピーキング・リスニング力に加え、演じることを通してストーリーを理解する力やコミュニケーション力、表現方法を学ぶ体験となっています。

主な取り組み

【校内】
  • 英語特別講座 英語でラッピング/英語でダイレクション
  • 洋書講読
  • 英検受験対策講座
  • GTEC対策
【校外】
  • Tokyo Global Gateway 校外研修(3年次)
  • オーストラリア修了研修(3年次)

オーストラリア修了研修[3年次]

オーストラリアの砂浜で、手を繋いでジャンプする生徒たち
プロジェクターを用いて発表する生徒たち
船上でピースサインをする生徒たち
異文化交流で多様性に触れる貴重な機会

SDGsの目標達成において重要な多様性。さまざまな国や地域からの移住者も多いオーストラリアを訪れ、お互いの文化や習慣を理解し尊重し合う多様性豊かな社会のありようを学びます。また、オーストラリアでは環境保護への取り組みも盛んで、生物多様性をふまえた自然や動植物の保護、エコロジー活動についても体得します。

経験することの大切さ

本庄東高等学校一貫コース 梅澤 愛莉さん
梅澤 愛莉さん
寄居町立桜沢小

経験することの大切さ

梅澤 愛莉さん
寄居町立桜沢小

日本を代表する古都である京都・奈良。事前学習で調べていた時はなんとなく知識として入っていたことを、実際に目の当たりにして感動しました。
東大寺南大門の金剛力士像、奈良の大仏など、どれもその建物の壮大さと麗しさに感銘を受けました。その他にも、写経体験、朝のおつとめなど日常では絶対に経験することができないものを学ぶことができて、とても充実した三日間とすることができました。
私が一番楽しかったことは、二日目のガイドさんと名所に行ったことです。ただ歩いているだけでは気づかなかった交差点の形や「大」が隠れている大文字山などを解説してくれたり、休憩中の時は班員たちとお話をして空気を和ませてくれたりして楽しかったです。また、清水寺付近にある「首振り地蔵」という三百六十度ぐるりと首が回ったのが面白く、よく覚えています。
この三日間で普段味わうことのできない素晴らしい体験ができました。

自分の世界が広がる体験

本庄東高等学校一貫コース 荻野 陸さん
荻野 陸さん
本庄東高等学校一貫コース

自分の世界が広がる体験

荻野 陸さん
本庄東高等学校一貫コース

英語でコミュニケーションを取ることに、失敗を恐れる人は少なからずいると思います。僕もその一人でした。けれども、オーストラリア修了研修を通してその意識は大きく変わりました。
オーストラリア修了研修では、ファームステイやB&Sプログラム(現地大学生と班別自由行動)など、現地の方々との交流が多くありました。僕は最初、英語を上手く話せなかったり間違えたりすることをひどく恐れていたのですが、勇気を出して話すにつれて、次第に自分の英語が伝わる嬉しさが湧いてきました。LLの授業や単語の小テストなど、日々の英語学習が着々と僕の力になっていたのだと感じました。また、異文化交流の楽しさを実感した瞬間でもありました。
もし今、英語に対して苦手意識を持っている人がいれば、ぜひ附属中の英語の学習や体験を思い切り楽しんでほしいです。自分の世界がきっと広がって、最高の思い出になるはずです。