本庄東高等学校

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租税講座を終えて(第2学年)

2016年12月19日 - 行事情報

税、この言葉は我々にとって少し疎ましいものです。消費税や所得税をはじめとし、入湯税やゴルフ場利用税などというものまで、挙げ出したらキリがありません。

 そして税には可視性と不可視性の両方が存在する、と私は考えます。ここで厄介なのが、税の負担が可視性、恩恵が不可視性に相当することです。どれだけ税が役に立っていたとしても、我々の関心はその恩恵よりも眼前の108円ジュースの8円に向けられます。この8円が税に対しての疎ましさを加速させるのです。

 しかし租税講座で税を学んだら、我々が税、具体的にはその用途に対し無関心であることは危険である、と感じました。我々に身近な消費税のみでも年17兆円も大金が動いており、医療、福祉をはじめとした多岐に渡る公共サービスに運用されています。そんな事も露知らず、当たり前のようにサービスを受けていませんか。私は少し当然のようにサービスを受けていましたが、税の用途を知り自分の無関心さを恥じる気持ちが生じました。私が至極当然と思い受けていたサービスは、消費税に例えれば誰かのジュースの8円分です。この8円分の思いやりこそが税なのです。

 もし今度ジュースを買う機会があれば、ほんの一瞬だけ、その8円の行き先に思いを馳せてみてください。きっとそれは、ただの疎ましさではなくなっているでしょう。

21組 戸塚 凌太

 

 高校生の私たちにとって、消費税以外の税は身近なものではなかった。

 税金は納めてばかりいるイメージがあり、負担が少ない方が良いと思っていた。一番分かりやすい消費税で比較してみると、日本が8パーセントであるのに対し、スウェーデンなど北欧では25パーセントと高い割合である。日本近隣の中国や韓国と比べても、日本の方が低い、というのは意外だった。税金は消費税の他に所得税、住民税、相続税などさまざまな種類があり、生活しているだけでも税金は課されている。だがその税金は、私たちの社会生活に役立っている。例えば、インフラ整備に使われる。やはり、税金は必要不可欠だ。

 私も社会に出たら、きちんと税金を納めたい。納めた以上は、納得のいく様に活用してほしい。それには、一人ひとりが税に関しての正しい知識を持ち社会活動に積極的に参加することが重要である。

  2年I1組 石橋 美季

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