本庄東高等学校

教科アドバイス

英語

教科書の学習は基礎となり、これをマスターすることは高校生としての必要条件であり、極めて大切なことである。このことは大学入試にも通じる。「大学入試は、英語の出来で合否が決まる。」と言われる教科でもあり、英語が得意な生徒もそうでない生徒も自分で何とかする以外に方法はない。「学問に王道なし」というように学力向上の秘訣はないが、努力と素直な心で英語に取り組むことが、その第一歩であろう。更に英語学力の向上と入試に向けての実践力を養うため「総合英語be」「ターゲット1900」「速読英単語」「Vintage」を活用していく。これらのテキストを小テストで確認し、模擬試験で実力を試し、実力を養成していってもらいたい。英語を身につけるには意欲と毎日の地道な努力「繰り返し」が必要である。そして継続し、英語に少しでも多く接することなのである。「即実行」して欲しい。頑張ろう!(英語科)

数学

教科書は学習の基礎であり、大学入試でもこれをマスターすることが必要条件である。いくつかの大学を除けば、教科書の内容が身に付いたら十分に合格する力がつくのである。実際、教科書の章末問題等が入試に出題される例が少なくない。また教科書と共に、『チャート式』シリーズ、問題集にも挑戦してみよう。そのとき必ず教科書をそばにおいて、照らし合わせながら進めるとよい。教科書の復習もでき、実に効果的である。次に各学年における留意点を紹介する。

<第1学年>

  1. 授業の予習、復習を欠かさず行い、授業中心の学習習慣を身につける。
  2. 定期考査や模擬試験を真剣に受け、解き直しまでしっかり行う。

<第2学年>

  1. 家庭学習で演習量を増やす。
  2. 定期考査や模擬試験を真剣に受け、解き直しまでしっかり行う。

<第3学年>

  1. 大学入試を視野に入れ、苦手な分野を重点的に克服していく。
  2. 入試を意識することで応用に走りがちだが、基本を忘れず、理解を深める。

どの学年においても最も大切なことは「必ず繰り返すこと」。一度やって理解できたとしても、それは身についたことにはならない。「分かった」のと「できる」ということは違う。何度も繰り返して初めて「できる」ようになるのだ。最初に自分で解けなかった問題に印をつけておいて、二回目以降時間がなければ、それだけをやればよい。二回目は最初の半分以下の時間で、三回目はさらに短い時間で仕上がる。効果は倍増するはずだ。

焦らず休まず毎日数学に取り組み、断じて途中で止めないこと。これらのことを心がけ、計画的に実行すれば必ずや数学は君の味方になってくれるはずだ。頑張れ、東高生徒諸君!(数学科)

国語

国語を勉強していく上で大切な要素は大きく三つある。それは、(1)言葉の知識を蓄えること、(2)文章の読み方を確立すること、(3)設問の答え方に慣れること、である。一年生ではこの(1)と(2)を、二、三年生では(2)、(3)を主として身につけることを目標とする。

現代文に関しての(1)とは語彙力とも呼ばれるもので、漢字、熟語、慣用句などの知識や、評論に頻出される用語に対する知識を身につけることである。本校の特色の一つでもあるコラム学習、漢字の小テストや漢字検定を大いに活用しながら、自発的に言葉に対する意識を深めていくことが語彙力向上への近道となるだろう。(2)に関しては、文章を論理的に筋道立てて読み、文章構造を把握できるようにすることが目標となる。現代文とは感覚で読み解くものではなく、論理的に読むことで回答を本文中より導き出すものである。こうした読み方を身につけるためには、語や文の中の細かい点(具体的には指示語・接続語や同義・対立の表現など)に着目することが重要となる。そうすると語と語のつながり、文と文のつながり、さらには文章全体の大きなつながりが見えるようになるのである。文章全体の構造が把握できれば重要な箇所が「見える」ようになり、全体の要旨も「わかる」ようになる。この読むための「型」を授業時間の中で身につけ、繰り返し作品に当たり、一人で問いと向き合う際にも「見える」、そして「わかる」という状態を作り上げてもらいたい。

古文での(1)、(2)とは一年生で学習する用言・助詞・助動詞・敬語などの古典文法をしっかりと身につけること、そして重要古語を暗記することとなる。古典を読み解くためには、まずは語のレベルでの理解が必要となる。それは、その語と語がつながることによって全体の解釈が決定づけられるからである。助動詞に関しては、その上の語とのつながりで意味が大きく変わることもある。古文が「解ける」という状態になるには、まずは全体をきちんと訳せることが前提となる。二、三年生での(3)へのステップアップのためにも、一年生での文法事項の徹底を心がけてもらいたい。

漢文での(1)とは漢文特有の語法(句法)や漢字そのものの用字法を覚えること、そして文中の語と語の位置関係が文意を決めるため、その訓読の仕方で(2)を固めることが基本となる。この(1)、(2)を着実に習得すれば、漢文を古文として訓読し、文意を解釈することが容易となる。漢文は古文の知識の応用ともなる。古典を学ぶ際にはまずは語彙・文法等の基礎固めを目標とし、日々努力をしてもらいたい。

国語は全科目の基礎ともなるべき重要な科目である。まずは一語一語に目を向け、全体には何が書かれているのか、そこから何を答えなければいけないのかを明確に見出せるようにしたい。そしてまた、入試科目としての学習に終始するのではなく、多くの評論や文学作品に触れる中で教養を身につけ、その様々な考え方や作品世界から自身の内面の豊かさを育む機会としてくれることを願っている。(国語科)

日本史

膨大な知識を学ぶという側面が強いために「日本史は暗記もの」とよく言われるが、この評価は必ずしもあたっていない。基礎的な知識が定着していなければ歴史の流れもつかめず、試験に対応することもできない。したがって大量の知識をうまく体系づけ、整理していくことが学習のポイントになる。そのために教科書の徹底的な学習(本文だけでなく欄外や掲載されている史料・系図・地図を含む総合的な学習)が必要である。

  1. 教科書を読むこと。その時「なぜだろうか」「なんだろうか」と考えながら読むことを忘れない。やみくもに読むのではなく因果関係をとらえる努力をする。
  2. 出てきた重要歴史用語は必ず手を動かして実際に書いてみること。正確な漢字で書けないことが多いからである。(誤字は採点対象外)。さらに用語だけを覚えるのではなく、用語集を活用し、関連する知識を身につける。
  3. 教科書に掲載されている史料は必ず目を通すこと。史料問題は出題箇所がほぼ決まっているので史料問題集を活用しよう。
  4. 知識の定着度確認のため、基本問題集や一問一答集などを利用し、出来なかった問題は必ず復習する。

以上いくつか挙げたが、記憶は事実と事実の関連を把握していく中で定着していくものであり、基礎知識を蓄積する最高の方法は、毎日コツコツ学習することなのである。皆さんが日1日と学力を高めることを期待する。(地理歴史科)

世界史

社会という科目は比較的、積み重ねということが言われない科目だ。しかし、だからこそ、有機的な記憶の関連が必要となってくるといえるだろう。

また、科目の選択は、安易な選択をしてはならない。自分の性格と科目の特性を熟考して決めよう。歴史は大きな流れをつかむことが大切だ。歴史の流れをつかむには、その時の主要文明、ある地域の通史、同時代の状況、あるテーマ等、それぞれについて見ていく。確かに暗記は大切だが、それ以上に「背景・流れ」」を無視してはならない。

世界史は日本史と比べ史料問題が少ない分、地図を使った問題が増えている。また、近年戦後史からの出題が増えている。今のうちに一般教養として身につけておくのが得策だ。教科書に載っている文章を読むだけではなく、資料集にある地図をじっくりと見ながら、「この国の最大範囲はここまでだ」「この国とこの国が境を接している」などいろいろと考えながら知識を深めていこう。(地理歴史科)

物理・物理基礎

私たちのまわりの自然を形作っているのは、大きく、生命的なものと非生命的なものの二つに分けることができる。物理学は、非生命的な自然現象の成り立ちと、その理由を物の理(道理)にしたがって解き明かそうとする学問である。具体的には、星・太陽・地球などから、空気・石・金属・ミクロな粒子などの物質、さらには光・電波・電気・磁気・時間といった非物質的なものまで、身のまわりの現象がその領域となる。

高校での物理は上記の現象から導かれた法則を解説し、問題集を用いて入試問題に慣れていくことを目指す。覚えなければならない基本式こそ少ないが、それを用いて新たな式を自ら導く知恵が必要なのでテスト前に公式丸暗記では対応できない。

まず1・2年次では、授業に集中して各項目の理解を深められるようにしてもらいたい。欠席するとその部分からつまづき、先に進むことができなくなるので、きちんとノートをまとめておき内容の理解に努めてほしい。教科書が最良の参考書であるので、理解できないときに熟読し、それでも理解できないときは教科担当に質問する方法がよいであろう。何においても受動的ではなく能動的な性格を要する。

3年次になって基礎力がない状態で慌てて入試問題に取り掛かるのでは無理がある。まずは、内容の理解に努めてもらいたい。大学入試用のテクニックは、授業で使用する問題集を丁寧に行うことで解き方をパターン化することが必要である。そのため夏休み終了までにリードCを3回やり遂げること。これにより2学期以降の赤本対策も取り掛かり易くなるだろう。

物理は一朝一夕にして成果が出る科目ではなく、普段からの小さな努力の積み重ねが大切で、忍耐も必要となる。一歩一歩の着実な歩みが、ある時、きづいたら360度見渡せる素晴らしい展望台にいた、そんな達成感を味わえることを願っている。(理科)

化学・化学基礎

化学を学ぶことで変わるもの、それは世界の見え方です。化学とは、目には見えない小さな世界を、見えるようにする学問です。この世界をつくっている物質のすべては、原子という小さな粒子からできています。例えば、いま手にしている紙も原子からできています。紙は、含まれている原子の種類や量で性質が変わります。見たり触ったりすれば、その違いはわかると思います。しかし、なぜなのかわからない、その「なせ」を明らかにしていくのが化学です。化学は学べば学ぶほど面白い学問です。なぜなら、身の周りの些細な現象も、目には見えない粒たちの仕業であることがわかり、それを頭の中で描けるようになるからです。

これから化学を学んでいくみなさんに、お願いしたいことが2つあります。

1つは化学に限った話ではないのですが、科学(science)を学ぶとき、暗記に頼ることはやめましょう。とりあえず覚えておく、は初めのうちは楽かもしれません。しかしその方法はすぐに限界がきます。科学(化学)は、学んだ知識を結び付けていくことで、様々な現象を考えることができるようになります。一問一答の丸暗記で、膨大な化学の全容を理解することは不可能に近いです。

2つめは、化学を楽しみながら学んでほしいということです。目には見えない粒子たちの性質や、動き方を理解するのは、すぐにできることではありません。きっと、何度も何度も壁にぶつかりながら、勉強することになると思います。だからと言って、焦って、先に進むことだけを意識した勉強にならないように。時には過去に学んだことを振り返り、頭の中を整理していくことも必要でしょう。

なぜ、自分は勉強しているのか、わからなくなったときは顔を上げて、周りを見渡してください。そこには化学技術の結晶が溢れているはずです。そのとき少しでも、見える世界が変わっていれば、それは君が化をきちんと学べていることを意味します。ぜひ、前向きな気持ちと、積極的な姿勢で学業に励んで下さい。

生物・生物基礎

生物という科目は、字のとおり「いきもの」について学習する科目です。「いきもの」について学習するといっても、地球上には150万種類以上の動物や植物が生活しています。それらすべてについて学習する事は不可能に近いものがあります。

では、どのようなことを学習するのかといえば、それらすべての生物に共通したことと、生物の多様性について学習していくことなります。何も共通点がないようにみえますが、目に見えないバクテリアでも、巨大なクジラでも、体をつくっている基本単位は細胞です。この細胞が生活の最小単位となって生物は生きているのです。ヒトの体をつくっている組織は上皮・結合・筋・神経の4種類ですが、それらも細胞から成り立っています。この細胞は生活するために栄養源となるものを取り入れ、エネルギーを作り出し、また成長したり、子孫を残すなどの生命活動をおこなっています。

これらのことはすべての生物に共通することで、これらの共通性と、生物の多様性についてを学習するのが、生物です。生物は暗記科目と思われがちですが、それだけでは入試問題を解くことはできません。基本的事項を基にしっかりとした考察ができるようにしてもらいたいと考えます。

授業の中で、教科書の内容をしっかりと把握し、家庭学習で問題集を解答することによりそのなかのポイントを理解する。この繰り返しをおこなうことで実力につながります。ただ、短時間で仕上げようとすることだけは止めてください。少しずつで良いですから毎日繰り返すようにしてください。(理科)

地学基礎

2011年3月11日に起きた東日本大震災以来、地震のしくみや津波発生のメカニズムなど地質学に関する知識や知恵は一部の研究者だけが持っておればよいというものではなく、一般の大衆も正しい知識を持つべきとの認識が広まり、状況が一変した。それまでも中学校や高等学校で学ぶ程度の「地学」は形式的にはほぼ全国民が修めてはいたが、そのモチベーションたるや「受験」でとりあえず必要だから、必死で語句を覚えよう!という表面的なものであった。しかし事ここに至っては、正しい知識を持つことによって、報道や書籍などに氾濫する「不安を煽りすぎる、真偽不明な」情報に惑わされること無く、現在の地球はどのようになっているのか?そしてこれからどのようになってゆくのか?またこの地球で暮らしているわれわれはどのように生きるべきなのか?という根源的な思考をすべきであろう。

現在の地質学の抱えている問題は、天文学、惑星学の分野から始まって、物理学、古生物学、化学などいろいろな学問分野に関連した一種の総合科学として取り扱うことができる。従ってこの授業では、宇宙、地球の誕生という時間的・空間的にもマクロな観点からの考察に始まって、太陽系における惑星の特性と地球との関係、地球における気圏・水圏の発生過程と生物の進化の関連、さらには岩石・鉱物の生成条件など、自然現象を多角的に捉えて考えてみる。その間に、元素の発生・造山運動・プレートテクトニクス・鉱床の形成・資源問題などのテーマも交えていく。2単位の授業ではあるが、授業日には家庭学習で演習を行い、頭を使って積極的に授業に臨んで頂きたい。将来どの分野に進むかに関わらず、新しく且つ正しい地球観を身につけよう。